岸田政権の「終わりの始まり」…2009年政権交代前の「麻生政権」との共通点
何が欠けていたのか?
白鳥浩
幻で終わりそうな「黄金の3年間」
このところ岸田政権の閣僚の辞任が続いている。「辞任ドミノ」は確実に始まっている。
2021年10月31日の就任直後の第49回衆院選に勝利した岸田首相は、2022年7月10日の第26回参院選にも勝利した。衆参両院の国政選挙を乗り切ったことで、政策のフリーハンドを握り、衆院の解散さえしなければ大きな国政選挙のないなか、政権運営を行うことができる「黄金の3年間」が約束されたものと考えられていた。
しかしながら、この臨時国会を見ると、岸田首相が考えたようには展開していない。このままでは「黄金の3年間」も幻のものとなるとさえ、ささやかれている。
このような事態を招いてしまった原因は、どこにあるのだろうか? 思うに岸田首相が「安倍元首相が担っていた役割に徹しきれなかった」ことが、最大の要因だと考えられる。
「宏池会の首相」としての自負
宏池会出身者として久しぶりの首相であった岸田氏は、森喜朗元首相以来、小泉純一郎元首相や安倍晋三元首相らを中心に続いてきた、清和会を主軸とするこれまでの自民党の在り方からの脱却をはかろうとしていたところもあるだろう。
そこで岸田氏は意図して宏池会カラーの強い用語を使いながら、自らの政策を打ち出してきた。池田勇人元首相の「所得倍増計画」を強く意識させる「資産所得倍増計画」、大平正芳元首相の「田園都市国家構想」を連想させる「デジタル田園都市国家構想」などのワードや計画を、自らが主張する「新しい資本主義」ととともに提起したという事には、「自らの政権は宏池会の政権なのだ」という岸田氏の強い主張や決意、あるいは自負があるものとみることができる。(引用ここまで)

宏池会では何も出来ない。
お公家さんの集まりである。
宏池会は経済に強いのか。
否である。
宏池会は財務省に近いだけの話である。
宏池会に任せておいたのでは日本がどんな国になるのかは明らかだ。
麻生内閣とは比べるのもおこがましい。
岸田内閣は始めから最後まで馬鹿の集まりのような内閣だった。
とっとと解散してもらいたい。