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北朝鮮にとって「理想的な日本の首相」だった河野太郎と野田聖子

北朝鮮にとって「理想的な日本の首相」だった河野太郎と野田聖子【山口敬之の深堀世界の真相 No54】

中国のミサイルと酷似している!?

日本の総裁選投票日の前日の9月28日、北朝鮮は新型ミサイルの発射実験を行った。
9月11、12日には巡航ミサイルを、9月15日に弾道ミサイルの発射実験を行っており、総裁選の最中に北朝鮮は立て続けに4回も新型ミサイルを発射した事になる。

9月28日のミサイルについては、韓国軍が「飛翔距離200キロ弱、高度約30キロ、飛翔速度およそマッハ3」と発表した。
そして北朝鮮メディアである労働新聞や朝鮮中央通信は9月29日、このミサイルについて驚くべき発表を行った。

・9月28日に極超音速ミサイル「火星-8号」の発射実験を行った
・この飛翔実験では、分離された「極超音速滑空体(HGV)」の誘導機動性と滑空飛行の特性をはじめとする技術的データを確認した
・極超音速滑空体の燃料系統とエンジンの安定性を確認した

「極超音速滑空体(HGV)」とは、マッハ5以上の極超音速で変則的な軌道を描いて飛翔する弾道ミサイルや巡航ミサイルの総称で、日米欧のミサイル防衛システムでの迎撃を困難にする、厄介な最新型の兵器だ。

9月29日の発表に際して北朝鮮は、1枚の写真を発表している。

軍事ブロガーJSF氏は、この弾道部分の明度を上げた写真をブログ内で公開している。

この写真では、ミサイルの弾頭部分に小さな角翼がついているように見える。HGVはこうした翼を制御して、変則的に飛翔する事から、北朝鮮の「HGVの発射実験」という発表に一定の信憑性(しんぴょうせい)を与えた。
実際この角翼は、中国が開発しているDF-17という弾道ミサイルを改良したHGVの角翼の形状に酷似していた。

また、金正恩委員長は今年1月「極超音速滑空飛行前頭部の開発、導入をする」と宣言していた。
これを受け、日本の各メディアは、

「北朝鮮がHGVの開発に成功」
「日米のミサイル防衛システムを無力化する技術」

などと、あたかも北朝鮮がHGVの発射実験を行い、これに成功したかのような報道を繰り返した。

◆ロイター
「北朝鮮、28日に新型極超音速ミサイルの発射実験実施」
https://jp.reuters.com/article/north-korea-kcna-idJPKBN2GO2F5

◆フジテレビ
「日本の防衛で迎撃困難か」極超音速ミサイル発射報道 従来の弾道ミサイルとの違いは?
https://www.fnn.jp/articles/-/245915

中朝を利するだけの報道

ところが、少しでもHGVのことを知っている人間からすれば、「北朝鮮がHGVの発射実験に成功していない」のはすぐにわかる。

まず、HGVは「マッハ5以上の極超音速で飛翔する」ミサイルである。ところが、韓国軍の発表では、9月28日のミサイルはマッハ3しか出ていない。
さらに、このミサイルは射程6000キロの火星12や10000キロ超の火星14など、北朝鮮がこれまでに発射してきた大型のミサイルに形状や大きさがよく似ている。

火星12は2017年5月から9月にかけて3回連射され、このうち8月と9月には北海道上空を飛び越えて襟裳岬の東沖の海上に落下した事から、Jアラート(全国瞬時警報システム)が作動するなど大騒ぎになった。
火星14は同じ2017年7月4日に発射実験を行った北朝鮮初の大陸間弾道ミサイルであり、推定の射程は10000キロに達する。
ところが、9月28日のミサイルの飛行距離はわずかに300キロ。その図体やロケットエンジンの出力に比べて飛んだ距離が短すぎることから、

・発射実験が失敗したか
・北朝鮮の発表した写真がニセモノか

のどちらかと推定される。

だから、アメリカの国防省報道官は、「米軍や同盟国に対する差し迫った脅威ではない」と表明。
韓国軍も「開発の初期段階で、実戦配備には相当な期間が必要とみられる」との分析結果を公表。現時点では「探知と迎撃が可能」としている。
もし、北朝鮮がHGVの発射実験に成功したのであれば、日米韓のミサイル防衛システムでは迎撃は不可能で、日米韓の軍事当局に重大なインパクトを与える。米韓の軍当局が平静を保っていることからも、9月28日の実験が失敗だったのは明らかである。(引用ここまで)

北朝鮮にとって「理想的な日本の首相」だった河野太郎と野田聖子【山口敬之の深堀世界の真相 No54】
北朝鮮が新型ミサイルを連射する中、総裁選候補だった河野太郎は「敵基地攻撃能力は昭和の概念」と述べ、野田聖子は「抑止力の前にあるのが最善の外交だ」と述べた。北朝鮮にしてみれば、この2人こそ、理想の日本の首相だろう。何しろ、北朝鮮の急速なミサイル技術の向上に対して、唯一の有効な軍事的手段である敵基地攻撃能力獲得の検討すらし...

北朝鮮になると極端に騒ぎ出す連中がいる。

アホだと思う。

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もちろん北朝鮮が東アジア安全保障上見過ごせないことは事実だ。

だが、見過ごせない事実と、その事実からどういう反応をするかは別問題だ。

北朝鮮には継戦能力などない。

戦争を始めることはどうにか出来ても、勝利する術など端から存在しない。

例えば仮に首都圏や関西圏にミサイルを撃ち込めたとしよう。

その次はどうするのか。

ミサイルを撃ち尽くした北朝鮮と、彼らが最も恐れる怒り狂った大日本帝国軍が残るだけである。

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